はじめに:「じっとできない」には理由がある 🧠
放課後等デイサービス(放デイ)の現場で、椅子から何度も立ち上がる・走り回る・声が止まらない…そんな姿に出会うことは多いですよね😌
つい「落ち着いて!」と言いたくなる気持ちも分かります。
でもADHDの子どもは、「分かってるけど止められない」状態になりやすいです。
行動のブレーキ役を担う脳の働きや、報酬(やる気)に関わる神経伝達の調整がうまくいかず、衝動や動きを抑えるのにとてもエネルギーが必要になります。
だから支援のポイントは、我慢させることではなく、落ち着きやすい仕組みを作ることです💡
1) 「多動・離席」が増えやすい場面を知ろう 📊
観察研究では、ADHD傾向のある子は特に、
活動と活動のあいだ(移行・切り替え場面)で運動性多動が増えやすいことが示されています。
つまり、放デイでも👇
- 次の活動が分からない
- 待ち時間がある
- 片付け→移動→着席…が続く
こういう場面で「立つ・動く・しゃべる」が出やすいんです。
逆に言うと、構造化(流れが見える)+見通しがあるだけで、グッと落ち着きやすくなります✨
2) 放デイでできる環境調整:3つのアプローチ 🛠️
① 座る環境を工夫する(代替シーティング・感覚入力)🪑
「ちゃんと座って!」を繰り返すより、座りやすい状態を作るほうが効果的です😊
ポイントは「座らせる」ではなく、体が落ち着く入力(感覚)を用意してあげること。
深い圧や、体の位置感覚(固有受容感覚)が入ると、落ち着きやすい子もいます。
放デイでの工夫例👇
- バランスクッション/安定する椅子を試す
- 足元にチェアバンド(ゴム)を付ける
- 机と椅子の高さを体格に合わせる(足が床につくかチェック👣)
- 背もたれのある椅子・低めの椅子を選ぶ
- 「立ってOK席」「座って集中席」を分ける(選べる形にする✅)
大事なのは、全員に同じ道具ではなく「この子に合うか?」を試しながら探す姿勢です🌱
② 「動いていい時間」を計画的に入れる(ムーブメントブレイク)🏃♂️
ADHDの子に「動かないで」を求め続けるのは、かなりハードです。
だからこそ、衝動的に動く前に 動いてOKな時間”を作るほうが現実的でうまくいきます✨
放デイでの実践例👇
- 活動開始前に「3〜5分の体操」
- 「15分作業 → 2分動く」をセット化⏱️
- ジャンプ/スクワット/壁押しなど、体の入力が入る動き
- 送迎後すぐのクールダウン兼ウォームアップを固定メニューにする
ポイントは 「動くな」ではなく「ここで動こう」 に変えることです👍
③ 環境の刺激を整える(気が散りにくい空間)🔇
ADHDの子は、視覚・聴覚などの刺激で注意が飛びやすいことがあります。
掲示物が多い、ガヤガヤしている、人の出入りが多い…それだけで集中の難易度が上がります😵💫
すぐできる調整👇
- 座席は刺激の少ない壁側・端へ(人の動きが視界に入りにくい)
- 机上は「今やる物だけ」🧹
- チェックリスト・タイマーで見通しを作る📋⏱️
- 活動エリアをテープ等で区切る(ここは作業、ここは遊び)
「注意して!」より、注意しやすい環境を先に作るのがコツです😊
3) 声かけのコツ:「動きたい」を認めつつ、短く具体的に 💬
声かけは、長い説明よりも 短く・今すぐ・具体的に が基本です✨
NG→OKの言い換え(おすすめ)👇
- 「走らないで!」→「歩こうね」🚶
- 「ちゃんと座って!」→「椅子に座ろう。あと3分だよ(タイマー見せる)」⏱️
- 「うるさい!」→「声のボリューム2でいこう(指サイン)」✌️
これは「ダメ」を言うより、してほしい行動(肯定形)を伝えるやり方です🌟
さらに、指示は一度に一つだけ。
「見て。椅子に座る。はい」くらいのシンプルさが、通りやすいです👌
4) トークン(シール)・ご褒美の使い方 🌟
放デイの支援で強い武器になるのが、即時強化です。
できた瞬間に「見える形」で成功を残すと、行動が育ちやすくなります😊
例👇
- 「5分座れたらシール1枚」
- 「シール3枚でフリータイム5分」🎮
- 「声のボリューム2でいけたらスタンプ」👂
コツは、できなかったことを数えるより、
できたことを見える化することです📌
自己肯定感と行動の両方に効いてきます。
保護者の方へ:家でも使えるポイント 🏠
家庭でも、考え方は同じです😊
- 宿題の前に5〜10分だけ体を動かす(縄跳び・ボールなど)🏃♀️
- 机の上を片付けてから始める(視界をシンプルに)🧹
- 「○分やったら休憩」を先に約束する⏱️
- できたところを具体的にほめる
「今、自分で座り直せたね」👏
「わがままなのかな…」と悩みやすいですが、ADHDの多動・衝動性は特性として起きやすいもの。
だからこそ、環境を整える+できたを増やすがいちばん効きます🌱
まとめ ✅
ADHDで落ち着きがない子への支援は、
「我慢させる」から「集中しやすい仕組みを作る」への発想転換がカギです🔑
今日から意識したいポイントは5つ👇
- 切り替え場面は多動が出やすい(先に構造化)📊
- 座りやすい工夫(感覚入力・椅子調整)🪑
- 計画的に動く時間を入れる(ムーブメントブレイク)🏃♂️
- 声かけは肯定形で短く具体的に💬
- シール等で「できた」を見える化🌟
支援者と保護者が同じ方向を向いて関われると、子どもの自己調整力は少しずつ育っていきます🤝🌱